2012年12月7日金曜日

ロボット掃除機

ロボット掃除機の紹介です。


ロボット掃除機といえば、まだまだ新しいジャンルです。
自動自立型ともいいますが、要は自動で掃除をしてくれる掃除機です。

各社商品を発売していますが、
共通して形は丸く、床をランダムに移動しながら、全自動で掃除するのが特徴です。
基本、コードレスで充電台とセットで運用し、電池がなくなると自動で充電するところも共通します。

代表的なものでは、シャープのココロボ、東芝のスマーボ、アイロボットのルンバがあります。

この掃除機に関しましては、個人の好みがはっきりとわかれるでしょう。

いくら自動で掃除してくれるとはいっても、任意性、段差、吸引力等々
掃除機として指摘するところをあげたら、きりがありません。

しかし、
人間が外出しても、
寝ていても、
文句ひとつ言わず掃除をしてくれるのは、この子しかいません。


しかも、シャープのココロボにいたっては会話もできるのです。
掃除機としての機能よりも、この会話機能が気に入って買った、
という人もいるくらいです。

そういうことで、ロボット掃除機に関しては、迷っている人は買わない方がいいでしょう。
欲しい、と思った人だけ買った方が、後悔しなくていいと思います。

安い買い物では、ないですからね。

それでは、先にも挙げた代表的なロボット掃除機を紹介したいと思います。


アイロボット社「ルンバ」

いわずと知れたロボット掃除機の先駆けです。

500シリーズ、600シリーズ、700シリーズとあり、
現行は、700シリーズで、上位機種と標準機種が存在します。

以下、現行ハイグレードモデル ルンバ780 公表性能です。
サイズ 35cm
重さ 3.8kg
電源方式 充電式ニッケル水素電池
充電時間 約3時間
集塵方式 ダストビン式(紙パック不要)
稼働時間 CLEANモード使用時 最大60分
       ライトハウス機能使用時 最大75分
       バッテリー稼動時間 90~120分


東芝 スマーボ

国内大手企業から初の正式参入です。

機種は、現行VC-RB6000、VC-RB7000、VC-RB8000とあります。
商品としては、6000が一番新しいですが、8000が上位機種になります。

以下 VC-RB8000 公表性能です。

定格 交流100
消費電力 40W
本体電源 充電式(リチウムイオン電池14.4V
外形寸法 本体 幅350 × 高さ80 × 長さ350mm
       充電器 幅228 × 高さ116 × 奥行き166mm
質量 本体 3.2kg
    充電器 0.85kg
運転音 約56dB
集塵容積 0.4L
充電方式 自動充電 手動充電
充電時間 約180分
お掃除モード 自動、スポット、節電、手動
付加機能 マナー、タイマー、デイリー
最長運転時間 約60分
電源コード 1.5m
本体のボタン形式 タッチタイプ


シャープ ココロボ

他メーカーとは、一線を画す驚くべき機能搭載

機種は、現行RX-V60、RX-V80、RX-V100です。
RX-V60が一番新しいですが、RX-V100が上位機種になります。

以下、RX-V100 公表性能です。

電源 AC100~240V
電源方式 充電式(リチウムイオン電池 16.0V
外形寸法 幅346 × 奥行346 × 高さ96mm
本体質量 3.3kg
充電時間 約4時間
最長運転時間 約1時間

ルンバ         スマーボ      ココロボ
  


横型掃除機と縦型掃除機

今回は、縦型掃除機の紹介です。

表題は、横型掃除機と縦型掃除機となっていますが、
横型掃除機とは、一般的に見慣れている車輪のついた本体があって、
ホース、延長管、床ブラシがついているものです。
掃除機とは」、「掃除機の種類」で紹介しています。

縦型掃除機とは、横型掃除機としくみは一緒ですが、形状が全く異なります。
スティック型掃除機と言ったりもします。

形状としては、ホース、床ブラシ等、各パーツに分かれずに、
電源から、本体、ゴミだめ等一式になっており、立てたまま保管でき、
取っ手を持って、そのまま掃除できるのが特徴です。

一人暮らしの方や、ワンルーム、狭い場所で活躍する掃除機です。
機種によっては、充電コードレス式のものもあり、使いようによっては大変便利です。

東芝、パナソニック、日立等各社機種を取り揃えています。


縦型掃除機の長所と短所

長所
置き場所にとらわれない
立ち上がりが早い
保管の状態のまま起動できる
安い
とりまわしが良い

短所
吸い込みが悪い
音がうるさい
コードに可動範囲が限定される


縦型掃除機に、紙パック式の掃除機はほとんどありません。
昔はありましたが、近年は見ることがなくなりました。
機種によっては、縦型でもサイクロンと謳っているものもありますが、
ほとんどがフィルター式掃除機です。
ウレタン用のフィルターにてゴミを止め、ダストカップに集積している機種がほとんどです。


ここから、個人的な所見を述べさせてもらいますが、
私は、この縦型掃除機は好きではありません。

一つ目は、パワーが非常に弱い(吸い込まない)ということです。
二つ目は、モーターが小さいため音がかん高くうるさいです。
三つ目は、コード式だと、せっかく縦型、立ち上がりの早さなどの利点があるのに、コードにより可動範囲が狭まり、使い勝手が悪いです。
四つ目は、値段のわりに性能がよくない

ということです。

以上は、個人の所見ですので、人や環境によっては、満足する機種もあることでしょう。

このブログで紹介している機種↓
ECPX200ECPX120ECVX210ECVX200ECCT10

2012年12月6日木曜日

シャープ EC-PX200


シャープ製ECPX200の紹介です。


2011年10月発売。
色は、S、P。 シルバーとピンクの2種類です。
上位機種ECWX300、ECVX300、ECAX200
下位機種ECCP12、ECCT12、ECAP12
と同時期に発売されました。

前機種は、ECPX120
後継機は、2012年11月発売の最新機種ECQX310です。

この機種は、ECPX120の後継機種、
ということですが、内容的には、ほとんどかわりません。
ホーススイッチ部分と床ブラシ部分、カラーが変わっただけです。
以前の、レッドとネイビーに比べると、デザインは、かなり良くなったように思います。

口コミ等みてみますと、
あいかわず自走式の回転ブラシが回転しないような不具合があるようですが、
電化製品の不具合なんて、すでにもうご愛嬌ですね。
致命的な不具合はなさそうなので、前機種に比べますと、良機種ということでしょう。

あいかわらず、その最大の売りは、最軽量ボディととりまわしのしやすさです。

フローリング、3階建て等の都会的なご家庭で活躍する機種です。


以下、メーカー公表性能です。

・電源 100V
・消費電力 850W~約240W
・吸込仕事率 330W~約70W
・運転音 62~約57dB
・集塵容積 0.25L
・質量2.7㎏
・本体寸法 幅215×奥行333×高さ239
・コードの長さ 5m

発売から、1年たちましたが、人気ランキングでは、上位に食い込んでいている機種です。

相変わらず、フィルター性能がよくないので、フィルターのお手入れをちゃんとやらないと、
すぐだめにしてしまう機種ですね。

今度、フィルターの正しいお手入れ方法でもアップしようかと思います。

また、家によって、使用環境が違ってくるので、サイクロン掃除機ほど、
使用環境によって、機種の選別が重要になってくると思います。

この機種は、近代的な家向きなので、広い家や、
ゴミをガンガン吸い込む環境で使用する機種ではないでしょう。


ECPX200P           ECPX200S
 

2012年9月6日木曜日

シャープ EC-CT10

 

シャープ製 EC-CT10の紹介です。

2008年9月発売
同社製「EC-BT7」の後継機種で、現行機種「EC-CT12」と同タイプです。

当時のシャープ製掃除機では、下位機種です。
色は、A(アクアブルー)のみです。

以下、メーカー公表性能です。

・消費電力 約1000W
・吸込仕事率 450W
・運転音  約61dB
・集塵容積 0.3L
・質量 3.8㎏
・本体寸法 幅257×奥行347×高さ243mm

同社製「EC-AX100」「EC-BP7」等の後の機種で全く新しい形で登場しました。
現行の「EC-CT12」「EC-CP12」と同じ形です。

同社製としては、プラズマクラスターユニットが搭載されておらず、タービンヘッドということもあり、
安価ですが、HEPAフィルター、セルフクリーニング機能搭載で吸い込み仕事率も450Wと強力です。

今でも「EC-BP5」「EC-BP7」と並びヘビーなファンがいる機種です。



運転の様子↓

フィルタークリーニングの様子↓

全体↓

ヘッド↓

ホーススイッチ部分↓

本体↓

ダストカップをはずした本体↓

後ろ↓

ダストカップ↓

ダストカップ蓋をはずした状態↓

ダストカップ内HEPAフィルターと下側↓

カップの様子↓
ECCT12

2012年9月2日日曜日

シャープ EC-VX210



シャープ製 EC-VX210の紹介です。


2009年11月発売

同社製「EC-VX200」の後継機で、同時期発売の「EC-AX110」の上位機種
当時のシャープ製掃除機で、最上位機種です。
色は、R(レッド)、P(ピンク)、N(ネイビー)です。

以下、メーカー公表性能です。

・消費電力 950W~約260W
・吸込仕事率 450W~約60W
・運転音 48~約44dB
・集塵容積 0.4L
・質量 5.4㎏
・本体寸法 幅250×奥行420×高さ262


先に紹介しております「EC-VX200」と形は、ほぼ変わりません。
マイナーチェンジといったところでしょうか。


EC-VX200との違い

・サクションホース、床ブラシが変更されています。
「サイレンサーシステムパワーヘッド」や「消音サイレンサーハンドル」の採用したことにより、
さらに、消音性を増したという売りです。

・本体、床ブラシの重さが変更されています。
床ブラシのモデル変更に伴い、床ブラシ部分の重さが、150グラム軽減されています。
なお、本体の重さは大幅に軽くなっております。
VX200は、7キロ近くあったのに対し、VX210は5キロ代です。

といっても、重いのはかわりませんが・・・。


運転時の様子↓

自動クリーニングの様子↓


床ブラシ↓


サクションホース↓

本体↓
本体ダストカップなし↓

ダストカップ↓




HEPAフィルター↓


  ECVX220              ECVX300             ECVX310
   

2012年8月16日木曜日

シャープ EC-PX120

ひさびさの更新です。

シャープ製ECPX120の紹介です。


2010年10月発売のECPX120です。
色は、R、N。レッドとネイビーの2種類です。
ECVX220、ECAX120と同時に発売されました。

後継機はECPX200(ピンク、シルバー)ですが、
このECPX120という機種は、当時のシャープ掃除機の中では、全く新しい商品です。
その最大の特徴は、業界最軽量ボディ2.8kgです。


以下、メーカー公表性能です。

・電源 100V
・消費電力 850W~約240W
・吸込仕事率 330W~約70W
・運転音 64~約57dB
・集塵容積 0.25L
・質量2.8㎏
・本体寸法 幅215×奥行333×高さ239
・コードの長さ 5m


全く新しいラインナップの登場ということで、当時(今でもですが)バカ売れしました。

やはり、都会の3階建て戸建や広いマンションですと、女性でも簡単に取りまわしや持ち運びができる軽くて吸い込みのいいサイクロンというところが、現代のニーズに合ったのでしょう。


が、しかし、この機種、某サイトの口コミを見てもわかるとおり、なにぶん故障、不具合が多いです。

また、上位機種に比べますと、吸い込み仕事率、フィルター性能が劣っているせいか
吸い込みが弱いという欠点があります。


本体↓


ホーススイッチ部分↓
自動エコ掃除モードでは、ブラシが回っていない時は止まります。
また、絨毯、フローリング等で、強弱が自動で変わります。

ダストカップをとった本体です↓


ダストカップです↓

ダストカップの蓋をとったダストカップです↓

HEPAフィルター裏側です↓

ダストカップの下側です↓
下のカップにゴミが溜まるので、黄色いボタンを押してダストカップの上をはずしゴミを捨てます。
ECPX200P           ECPX200S
 

2012年6月9日土曜日

自走式とエアタービン

自走式掃除機、エアタービン掃除機のお話です。

自走式とは
自走式掃除機とは、床ブラシが自動で回る掃除機のことです。
床ブラシに小さいモーターを搭載しており、掃除機によっては、推進力、吸引力をUPさせます。

自走式掃除機の特徴は、なんといっても掃除が、楽! ということでしょう。
取っ手を持っているだけで、かるーく進んでいきます。(ダイソンは、進みません。)

現行の機種になると、ブラシ事態が進化していて、拭き掃除もそのままやってくれる、という謳い文句になっています。


個人的には、自走式の紙パック掃除機が最高です。

自走式床ブラシ↓




エアタービンとは
エアタービン掃除機とは、ブラシが、掃除機自体の吸い込む空気の力で回る掃除機のことです。
回転を生み出して、ゴミを吸い込む力をUPさせる点は、自走式と変わりませんが、
やはり、独自にモーターを搭載している自走式の床ブラシに比べるとパワーは劣ります。

また、エアタービンブラシの場合は、ぴたりと床につけていないと回転しない。
絨毯だと回転しずらい、サイクロン掃除機、いわゆるフィルター掃除機だとフィルターが詰まったときに吸引力が低下し、ブラシが回らなくなるということが発生します。

エアタービンすらついていない安い掃除機に比べたらましだろう、という程度にお考え下さい。

エアタービンブラシ↓



自走式とエアタービンの長所短所

自走式の長所
床ブラシ自体に推進力があるので、持っているだけで軽く進んでいく。女性向け。
床ブラシ自体にモーター搭載なので、勝手に回るし、ゴミ吸い込み力UP。
ブラシの種類によっては、から拭き掃除もしてくれる。

自走式の短所
床ブラシそのものは重い。
床ブラシ部に搭載されているモーターや基盤が壊れたら、ただの吸い込みが悪い重い掃除機。
修理もコストがかかる。
床ブラシ単体の値段が高い。

エアタービンの長所
回転がいい時は、よく吸い込む。
床ブラシ自体が軽い。
床ブラシ自体が安い。
メンテナンスが楽。
床ブラシ単体で考えると、壊れる心配がほぼない。

エアタービンの短所
フィルターが詰まると、全然回転しないし、ゴミを吸い込まない。
ブラシがゆがんでしまうと、吸い込みよくても回転しない
うるさい
床に密着していないと回転しない


という感じですが、人によっては、
エアタービンが良いという人もいるでしょう。

自走式というだけで、値段があがります。

個人的な結論ですが、自走式の掃除機を買うお金がある人は、断然自走式でしょう。
エアタービンは妥協とお考えください。


このブログで紹介している機種↓
ECPX200ECPX120ECVX210ECVX200ECCT10

2012年6月4日月曜日

サイクロンと紙パックどっちがいいの?

これから掃除機を買おうと思っている方にアドバイスです。

今は、どこの量販店に行っても、サイクロン掃除機がメインです。

では、サイクロン掃除機と紙パック掃除機、どっちがいいのよ?についてお話したいと思います。


サイクロン掃除機の長所と短所

長所
紙パックのような消耗品を買う必要がない
ゴミの取れ高が一目瞭然
静音性がすぐれている機種が多い
吸い込みが良い

短所
お手入れが大変
フィルターの消耗品代が高い
うるさい場合がある
高い
壊れたときのショックが大きい
メンテナンスが面倒


紙パック掃除機の長所と短所

長所
ゴミがたまったら、紙パックを取り替えるだけ
吸い込みが強い(良いではない)
安い
壊れたときのあきらめがしやすい
ほとんどメンテナンスがいらない
構造が単純なので壊れにくい

短所
紙パックの消耗品が頻繁に必要
音が大きく排気もきたない
機種が限られる
ハイグレード機種が少ない

といった具合です。


個人的な見解では、紙パック掃除機がおすすめです。

現行の紙パック式上位機種の例をあげると、三菱の風神だとか、スエーデン製のエルゴスリーなどあります。


なぜ、紙パック式がいいの?ということになりますが、

圧倒的にお手入れの頻度と面倒くさくないに限ります。


ゴミがどれだけとれたか分かったほうがいい
きれい好きだしお手入れが面倒じゃない
紙パックの取替えが不衛生だしいちいち面倒
という方はサイクロンがいいと思います。

また、消耗品についても注意が必要です。

サイクロン掃除機には消耗品がないと思っている方もいらっしゃいますが、
サイクロン掃除機にも消耗品はあります。

紙パック式掃除機は、ご存知のとおり、消耗品は紙パックです。
ゴミが溜まると、すぐに交換が必要ですが、紙パックは純正品といえども、
数百円程度でしょう。安価です。

それに比べて、サイクロン掃除機は、消耗品代が、非常に高いです。
実は、ほぼすべてのサイクロン掃除機に搭載されているHEPAフィルターは消耗品です。
数ヶ月、数年は交換が必要ないですが、使い方によっては交換必要になってきます。
このHEPAフィルターが非常に高いのです。


ゴミがたまると吸引力が落ちるという点では、
サイクロンも紙パックも同じですが、
圧倒的にメンテナンスによるリカバリーの早さが違うので、
私は紙パック式が使いやすい
という見解です。


このブログで紹介している機種↓
ECPX200ECPX120ECVX210ECVX200ECCT10

2012年5月31日木曜日

フィルターのお話

2012年現在でも、本当のサイクロン掃除機は、ほとんど存在しません。

サイクロンという名を使った、高性能フィルター掃除機である、というのが私の見解です。

今回は、そんな掃除機の陰の主役フィルターのお話です。


従来のフィルター
従来のフィルターは、ただの網目、ある程度のほこりをキャッチするくらいのフィルターでした。
ホームセンターにも、普通のフィルターは大量に売っているでしょう。

                   
                    従来のフィルターの一例




HEPAフィルター
HEPAとは「High Efficiency Particulate Air Filter」の略です。
JIS規格にて「定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」と定義されています。
HEPAフィルターは、1μmのほこりまで、通さないということで、直径0.0003mmの細かな微細粒子を99.97%キャッチできます。
ですので、理論上は、花粉、ダニのふんや死骸、カビ、ハウスダスト等、ほとんどキャッチして、とおしません。

                掃除機のHEPAフィルターの一例





ULPAフィルター
ULPAとは「Ultra Low Penetration Air Filter」の略で、HEPAフィルターよりさらに高性能です。
JIS規格で「定格流量で粒径が0.15μmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」と定義されています。
イメージとして、HEPAフィルターよりも、さまざまな微粒子をとおさないぞ!と覚えておいて下さい。


現行のサイクロン掃除機は、HEPAかULPA、でなければ、両方搭載しています。
サイクロン掃除機という名の、高性能フィルター掃除機と解釈する所以は、このことからです。

2012年5月30日水曜日

シャープ EC-VX200



シャープ製 ECVX200の紹介です。

2008年11月発売
サブネームは、「KIREION(キレイオン)」
色は、S、D、P、シルバー、オレンジ、ピンクが存在します。
後継機としてECVX210(ネイビー、レッド)
前機種は、ECVX2です。
同時期発売にECAX100、ECCT10があります。
当時のシャープ製掃除機で、最上位機種です。
新発売当初で、約7万円ほどした代物です。

以下、メーカー公表性能です。

・電源 100V
・消費電力 950W~約260W
・吸込仕事率 450W~約80W
・運転音 48~約44dB
・集塵容積 0.4L
・質量7.3㎏
・本体寸法 幅250×奥行420×高さ262
・コードの長さ 5m


当時としては、音が小さいという売りでした。
そりゃあ、紙パック式よりは小さいでしょう。
使っている防音材の数が違いますし、なによりモーターの出力は小さくなっています。

音がうるさいという口コミもありますが、何と比べて?という感じです。

お手入れは、確実に面倒くさいです。
私は個人的に、面倒くさがりなので、紙パック掃除機派です。
現行のサイクロン掃除機は、確実にすべてのメーカー、機種、お手入れが必要です。
まめで、きれい好きな方は、サイクロン掃除機が向きますが、面倒くさがりの方は紙パックが向くでしょう。



                     運転の様子
 

フィルター自動掃除の姿


  

2012年5月29日火曜日

吸込仕事率のお話



なぜ紙パック式が吸込仕事率600Wでサイクロン式が450Wなのか?

吸込仕事率が大きいほど、確かに吸込む力は強いです。

しかし、いくら掃除機といえど、強ければいいというものではなく、バランスが大事です。
紙パックは、フィルターとしての性能は低く、強い力で吸込まないと、ゴミを吸い取るほどの力は生まれません。

サイクロン式はというと、一昔前は、ただのフィルターでしたが、現在は、HEPAフィルターという高性能なフィルターになっており、それほど出力の高いモーターでなくとも、十分な力が生まれるようになりました。

そのため、ダイソン製の掃除機はフィルターがついていないこともあり、吸込仕事率が約200W程度なのですが、数字に惑わされるお客さんがいることを懸念してか、ダイソンは吸込仕事率を公表していません。

2012年5月27日日曜日

サイクロン掃除機の真実

一般的なサイクロン掃除機の原理を紹介します。

実を言うと、ただゴミが回っているだけです。

容積のあるダストカップの小さい穴から、おもいっきりモーターが吸うと、ゴミは勝手に回ります。

水が排水溝に吸い込まれていく時に渦になるのと同じ原理です。

ここに私が実験した動画があるので紹介します。

ペットボトルの上と下に小さい穴を開けただけです。

そのペットボトルの上から掃除機で吸ってみると、





このように、穴から吸うだけで、ゴミは勝手に回転するのです。

これが一般的なサイクロンの正体です。

本当の遠心分離サイクロンにするならば、ダストカップごと回転させゴミを遠心力によって、分離させることができる掃除機があれば、それが本当のサイクロン掃除機といえるでしょう。



このブログで紹介している機種↓

掃除機の種類

今回は、掃除機の種類について紹介します。
一般的な掃除機の種類と、私の掃除機の種類の解釈は違いますので、そのことを申し添えます。

○紙パック式掃除機
昔からあるメジャーなタイプです。
紙パックにゴミを集積し、紙パックを交換するだけで簡単に吸い取ったゴミを捨てることができます。
最近は、紙パック式掃除機の進化も著しく、一昔前とは目を見張るものがあります。
掃除機は、モーターの吸込む力が漏れないように設計されています。
簡単に説明すると、モーターによって、紙パックを設置する空間全体を吸っています。
床ブラシ、延長管、サクションホースを通ってきたゴミが、紙パックで止まるようになっており、紙パック自体には、ゴミが通らないような小さな穴が開いています。
吸う力は掃除機の性能ですが、何ミクロンの埃が通らないかは紙パックの性能です。
紙パックを設置する空間が汚れるのは、紙パックでも止まりきらない埃が通過するためです。
紙パックにゴミが溜まってくると、掃除機の吸い込む力が弱まるのはそのためです。
サイクロンと紙パックどっちがいいの?

○フィルター式掃除機
紙パック式からの進化系?です。
紙パックの代わりに網目やウレタンのフィルターがついています。
一般的にフィルター式は、紙パックの代わりに、モータとゴミが溜まるカップの間にフィルターがついており、そのフィルタによってゴミが止まり、カップにゴミが溜まる、というしくみとなっています。
紙パック式に比べると、紙パックという消耗品は要りませんが、フィルターを掃除しなければいけないという手間がかかります。
私の持論ですが、 一般的に各メーカーがサイクロン式と謳っている掃除機のほとんどは、 フィルター式掃除機である、と考えています。
なぜなら、サイクロン式掃除機と言っても、そのほとんどにフィルターがついており、HEPAフィルターという高性能なフィルターというだけで、フィルターで埃を止め、ダストカップ内にゴミを集積する、という基本的な機能は同じです。
現在、サイクロン式といえるのは、ダイソンの掃除機と東芝の上級モデルくらいでしょう。
フィルターのお話

○サイクロン式掃除機
一般的に、サイクロン掃除機と言えば、ダストカップ内にて、ゴミを遠心力で小さい埃と大きい埃に分離、蓄積圧縮する掃除機のことです。
しかし、私が考える本当のサイクロンは、フィルターの存在しない掃除機です。
先ほども言ったように、一般的なサイクロン掃除機は、ゴミを回転させているだけで、フィルターでゴミを止めるという基本的な構造は変わりません。
ダイソン掃除機以外に国産でサイクロンと呼べるのシャープ製だけだと言いますが、シャープ製の掃除機でさえ、フィルターなしの掃除はありません。
現在、フィルターの存在しない掃除機は、ダイソンと東芝の上位機種VC-SG711(SG611)くらいです。
前述の2機種がサイクロンと呼べるのは、フィルターでゴミを止めるわけではなく、しっかりと遠心力によりゴミを分離しダストカップにゴミを蓄積している点にあります。
実際のところは、東芝のVC-SG711にもHEPAフィルターはついていますが、そのフィルターにてゴミを止め、集積しているわけではない点で他の掃除機とは違います。
現実に、ほとんどの掃除機が吸込仕事率が450W前後なのに対し、ダイソン製と東芝の上位機種は200W前後ということが、本当のサイクロン式掃除機であることを表しています。
サイクロン掃除機の真実

○紙パック式掃除機と他の掃除機の違い
紙パックと私の考えるフィルター式掃除機との最大の違いは、ずばりメンテナンスです。
紙パックは、パックにゴミが溜まったら取り替えるだけなのに対し、フィルター式は、自分でカップに溜まったゴミを捨て、場合によってはフィルターを洗わなければなりません。
一般的なサイクロンと呼ばれる掃除機も手間がかかり、ダイソンといえども、手間がかかることには変わりません。
サイクロンと紙パックどっちがいいの?

○いろいろな掃除機
横型掃除機・・・一般に見慣れている、ここで紹介している掃除機は、横型掃除機です。床移動型、キャニスター型ともいいます。
縦型掃除機・・・立った状態のまま保管して起動使用できる掃除機、ほうき型、アップライト型、スティック型ともいいます。
ロボット掃除機・・・現行家庭用では、丸く、床を掃除しながら自動で移動する掃除機です。自動自立型ともいいます。
詳しい解説は「横型掃除機と縦型掃除機」「ロボット掃除機」でしています。


このブログで紹介している機種↓
ECPX200ECPX120ECVX210ECVX200ECCT10

2012年5月23日水曜日

掃除機とは

○掃除機のしくみ
掃除機のしくみは簡単です。
掃除機はモーターがすべてです。
モーターと羽が一体型となっており、回転を生み出すコイルと、吸い込む力を生み出す羽が一体型となって、「吸う」という力を生み出しています。
モーターこそが掃除機の心臓部であり、掃除機という機能のすべてです。
掃除機の種類については、後述しますが、モーターが駆動して、「吸う」ということに関しては、すべての掃除機に当てはまります。
逆に言うと、モーターのついていない掃除機は存在しません。

○掃除機の構成
掃除機をパーツ別に分けると、「本体」 「サクションホース」 「延長管」 「床ブラシ」 の4つからなります。
「本体」・・・文字通り本体です。本体は、コード、モーター、ダストカップ(紙パック)から構成されます。
「サクションホース」・・・ジャバラのホースです。大体の掃除機にホース部分にスイッチがついています。
「延長管」・・・単純に床ブラシとホースをつなぐ部分です。伸縮するのが特徴で、ズームパイプとも言ったりします。
「床ブラシ」・・・床との設置面です。ノズルとも言ったりします。ブラシが自動で回るタイプを自走式、空気で回るタイプをタービン式と言ったりします。

○掃除機の種類
現行の各メーカー発売状況では、一般的に
①紙パック式掃除機
②フィルター式掃除機
③サイクロン式掃除機
となっています。
私は、この種類分けに異論がありますが、一般的な種類分けとしては、この3つです。
掃除機の種類

○掃除機の仕事
掃除機の仕事についてです。
掃除機の仕事は、ずばりゴミを吸い込むことです。
吸い込む力が強ければ強いほど、優秀と言えるでしょう。
では、単純に吸い込む力が強ければいいのか? というと、そうではありません。
音であったり、付属品であったり、デザイン、大きさ、使いやすさであったりと、人によって重視するポイントは違うと思います。
そんな掃除機の仕事について、当ブログでは提唱して行きたいと思います。

○掃除機の性能
先ほど、掃除機の仕事については言いましたが、簡単な掃除機の性能の見方です。
まず、大体の掃除機は、「吸込仕事率」を公表しています。
この「吸込仕事率」が簡単に言ってしまえば掃除機の性能です。
「吸込仕事率」の数値が高いほど吸込む力が強いといえますが、ただ、気をつけていただきたいのが、「吸込仕事率」が低いから性能が悪いということではありません。
分かりやすく説明すると、一般的に
紙パック式 → 約600W
サイクロン式(フィルターあり) → 約450W
サイクロン式(フィルターなし) → 約200W 
吸込仕事率のお話

このブログは家庭用掃除機の説明をしていることを申し添えます。


このブログで紹介している機種↓
ECPX200ECPX120ECVX210ECVX200ECCT10